今週の運勢&ガイダンス　やるべきことをする。雑然としていることを整える。それが豊かさへの道です。

ｂｙ神託のタロット: ギリシアの神々が深層心理を映し出す  

  【今週の星回り】

12日、乙女座の木星と山羊座の冥王星が120度。

12日、天秤座の太陽と天王星が180度。

13日、午前9時5分、天秤座で新月。

17日、乙女座の火星と木星が0度。

17日、乙女座の金星と魚座の海王星が180度。     

今週は、木星と冥王星の120度から始まります。

この配置は、富や豊かさと権力を象徴し、それらが強く結びついていることを示します。

今、豊かさやより高い収入を手に入れることを切望し、熱心に働いたり、行動している人が多いかもしれません。

今のままの仕事や状況では難しいと考えて、

 「今、していることだけではダメだ。」

「何かほかのことをしよう。」

と仕事を変えたり、再構築することを考える場合もあるでしょう。

 そんな今週のカードは、カップのキングです。

 これは先々週（スーパームーンが収穫をもたらすとエゴを手放す）と同じカードです。  

 13日の新月図と先月の28日のスーパームーンの満月はちょっと似ています。  

 どちらも、自分と他者との関係、いかに自分を発揮しながら、他者と調和し、バランスをとるかがテーマです。

カップのキングのキーワードは、人生や人間関係への不信感です。

このカードに描かれたオルペウスは、毒蛇にかまれて死んだ妻エウリュディケーを取り戻すために冥府に入ります。冥界の王ハデスから、彼女を地上の世界に返す許しを得たものの、 ハデスから出された
「冥界から抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」
という約束をあともう一歩のところで破ってしまいます。
オルペウスは、妻が本当についてきているか不安だったのです。
そして、彼女を永遠に失ってしまいました。

このカードは、目的のために熱心に活動したり、自分の能力を発揮したとしても、結局のところ、その望みを叶えられるかどうかは、自分や他者をどれだけ信頼できるかがカギを握っていることを伝えています。

カップのキングは、思いやりと共感によって他者を癒やし、人との触れ合いを重視するリーダーです。

しかし、内側では、不安や自信のなさを抱えていて、自分が誰かとした約束が本当に果たされるか、まわりの人が自分についてきてくれているかを心配しています。

その他者や自己への不信感によって一番大切なものをあと一歩というところで失ってしまいました。

13日の新月は太陽と月が変化の星・天王星と冥王星に刺激されています。

それは、あなたに何かを決断させたり、変化を強要するかもしれません。

また、誰かに変化を求められなくても、自分自身で何かを変えたくなるときです。

その変化はとくに人間関係に絡んでいます。

誰かと新たなパートナーシップを結んだり、何らかの協力や協調をすることになるかもしれません。

また、今までの対人関係への不満から新たな関係を探しはじめる場合もあります。

でも、あなたが自分の人生や他者に不信感を抱き続けたままなら、人や目的が変わっても同じことが起きるでしょう。

 天秤座の新月は、自発的に何かを起こすより、導きやまわりにうながされてしたほうがうまくいく配置です。

自分がしたいことをするより、まわりから求められることをする。

強制的な変化が起こったら、それを受け入れて、目的や方向性をシフトしていく。

縁も出会いも運命にまかせ、自分にとって最善の関係がやってくることを信じる。

そんな姿勢がいい流れを呼び込みます。

17日火星と木星が重なります。

これは偉大な行動力やパワーを発揮できるときを暗示しています。

でも、その行動は思い切った冒険でも、大きな賭けに出ることでもありません。

今、目の前にある課題や義務、仕事や家事など、「やるべき」ことをしっかりすることです。

身の回りや頭のなかでシッチャカメッチャカになっていることを整理整頓したり、心身のメンテナンスをすることも力になるでしょう。

そして、それが、自然に良い変容や収穫をもたらします。

メッセージはこちら。

「運を天にまかせて、目の前のことをしっかり果たす。

自分や他者、人生への不信感を癒やす。

ゴチャゴチャしているところ（環境や思考）を整える。

それが豊かさや成功をもたらします。」