こんにちは。光海です。
2023年10月15日2時55分、天秤座新月で金環日食でした。
今回の金環日食は日本で観測することはできませんが、
日食は大きな影響を及ぼします。
日食は、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽が隠される現象です。
人生の目的や創造性、権力者を表す太陽がいったん見えなくなり、
再び現れることから、
人生の変化と、再生の機会をもたらします。
天秤座の金環日食から始まる”人生の変化”は、
人間関係の変化によって起こります。
7番目の星座である天秤座は、
パートナーシップ、人間関係、他者との協力、協調を司る星座です。
人はそれぞれ個性があり、得意、不得意があります。
だからこそ、自分にはない個性や才能を持っている人とタッグを組むことで、
一人では不可能なことが可能になります。
天秤座は、持ち前の優れたバランス感覚と客観力によって、
自分と他者の違いを理解し、
周囲の人々とバランスを取り、
平和的な関係を確立することに価値を見出すエネルギーです。
しかし、パートナーシップの中には協力、協調と同時に、
敵対関係も生じがちです。
また、相手を服従したり、
相手に依存したりする関係に陥ることもあり、
真の意味でバランスをとることは簡単なことではありません。
天秤座で起きる金環日食は、
パートナーシップや人間関係の中にある敵対関係を取り除いたり、
アンバランスな関係を壊したりしながら、
再創造することをうながします。
この金環日食は、牡羊座-天秤座軸のドラゴンポイントのそばで起きる一連の日食のうち 2 回目です。
ドラゴンポイントは魂の縁やリソースやカルマを表す場所です。
今、魂の方向性(使命、すると良いこと)を表すドラゴンヘッドは、
牡羊座に位置します。
これは、牡羊座テーマである
「自己確立」「自立」「積極的に人生を切り開く」「挑戦」
が今、すべての人に共通する「すると良いこと」になります。
なぜなら、この激変する世界の中で、
自分とは何か?
どんな存在かを見つめ直し、
自分軸を確立する。
それが、来年、冥王星の水瓶座入りとともに、
本格的に始まる自由と解放の時代、
水瓶座時代を生きる上で必要不可欠だからです。
つまり、
「なりたい自分になる」ことや
「自立」
を妨げる人間関係やパートナーシップは、壊れ、
それを可能にする関係を構築していくということです。
これから半年の間に、共依存的な関係や
自分を古い世界の中に閉じ込め、挑戦することを妨げたり、
本当の自分を発揮されると都合が悪い関係は崩壊していきます。
たとえば、「妻には、働かないで家事をしてほしい」と望む夫に対して、
妻が、社会の中で仕事をして活躍することを願っているとしたら、
関係を見直さざるをえなくなってくるということです。
また、人は環境に影響される生き物ですから、
「なりたい自分」になるために、
今の環境では難しい場合は、
それをサポートする人が人生に現れてくることもあるでしょう。
人間関係だけでなく、
自分と相手、
理想と現実、
愛とお金、
時間とお金、
本業と副業など、さまざまなことを秤にかける半年間になるでしょう。
金環日食のホロスコープを読むと、
太陽と月のそばには水星があり、
その真反対にはキロンがあります。
水星は、思考、コミニケーションの星。
キロンは傷や癒し、高度な医療や占星術に関わる星です。
これは、今後半年間、
人間関係やパートナーシップによって負った
心の傷や癒しについて、考えたり、
話し合いをすることを意味します。
太陽と月は牡牛座の天王星と150度となるため、
意外な人と関わったり、
パートナーシップにおいて、予想外のことが起きてきたりしそうです。
今までなら考えられなかったタイプの人が結婚候補となったり、
今までうまくいっていた人との関係を変える必要が出てきたりするかもしれません。
その際は、お互いの価値観や金銭感覚について調整したり、
改革が必須になります。
たとえば、今までどんぶり勘定だった人が
堅実なパートナーによって、
家計簿をつけさせられたり、クレジットカードの使い方の見直しをさせられたり、
節約一辺倒だった人が、
もっとおしゃれや社交にお金を使うことをうながされたりするような感じです。
その調整によって、自分自身が新しいステージに進んだり、
新たなことへの挑戦が可能になったりするのです。
日食の次の満月が牡牛座で月食となることや、
日本のホロスコープでは、お金や価値を意味する2ハウスで日食が起きるため、
「人間関係と価値観の変化」
が強調される半年となるでしょう。
何を日食は自分自身に変化をもたらすために、不安や怖れを感じる人も多いかもしれません。
変化の目的は、新しい世界を生きる上での自分を確立することです。
ですので、
「なりたい自分」
「未来の自分」
を心に描くことがこの金環日食のエネルギーを最大限生かすカギとなります。
判断に迷ったときには、
「この関係性を通して、なりたい自分になれるか否か」
「この選択はなりたい自分に近づけるかどうか」
を基準にすると良いでしょう。
お互いに助け合うことができるか、
一人でいるよりも、タッグを組むことで、
パワーアップすることができるか、
自分の夢や理想を犠牲にすることなく、むしろそれを応援してくれたり、
協力してくれる相手かどうか
等々。
そもそもの「なりたい自分」がわからないという場合は、
「愛」「調和」「バランス」
という観点からチェックしていくと良さそうです。
また、良い人間関係を築くには、自分も相手も尊重することが大切です。
とくに牡羊座のドラゴンヘッドの時期は自分ファーストが吉と出ます。
この日食のエネルギーのもと、
「自分はどうしたい?どうなりたい?」
とハート(魂)に聞いてみてください。
そうすると、それを可能にする協力者やパートナーが表れてくるはずです。