今回の満月図は天頂に天王星。
天頂(MC)は社会、組織、そして、それらのトップを表す場所。
これは組織や社会や国、世界の常識が大きく変わる時代の到来を意味しています。
古いサイクルから、新たなサイクルへと移行する転換点です。
日本の場合、この変化の大波は外(海外、周囲の環境、関わる人など)からやってきます。
満月の月は、双子座25-26度。12ハウス。
ある日気がついたら、自分のいる場所が、今まで見ていた風景がガラリと変わっていた。
今、自分はどこにいるんだろう。
これから世界はどうなるんだろう。
まるで霧の中で迷子になったような不安な気持ちになるかもしれません。
月のサビアンシンボルは
「冬空へそそりたつレースで飾ったように霜におおわれた樹木 」
冬になると木から葉っぱが枯れて落ち、丸裸になるように、物事の本質が明らかになるときです。
個人の能力や知性も、飾りや肩書は剥ぎ取られ、魂の原型、本質に近いものだけがあらわになってきます。
シンボルの「冬」は逆境。
今まで普通にしていたこと、当然の権利、受け取っていた恩恵にあずかれないような現実の厳しさに直面するかもしれません。
一方で、「冬空」はピュアでくもりがない、高い精神性や魂の象徴。
満月のできる射手座と双子座は知識や智慧、教育とも関わりが深い星座。
今、磨いていくのは魂の本質に根ざした知性や能力。
それをどんな環境であれ、社会であれ、再生し、発揮できるような形を作り上げていく。
そうすれば、時代変革や体制変化など、どんなことが起ころうとも翻弄されたり、不安に思うことはないのです。
そして、魂の中にある資質、才能は無限です。
尽きることがありません。
内面に目を向け、本質的な能力、魂の資質を掘り起こしていくときです。