今回は、天秤座の新月(太陽と月)の真反対の位置に天王星、そして、それらに対して冥王星が90度。
稀にみるチャレンジングな新月です。
天王星は改革、冥王星は変容、絶滅と再生の星。
ともに大きな変化を促します。
太陽から遠い星なので、個人というより世の中全体に影響を与える時代変革に関わる星たちです。
この新月図が何を伝えているのかというと、私達をとりまく環境が大きく変わっていること。
それは、個人的な人間関係、対、社会的な状況、自然環境、国と国ととの関係などあらゆることを含んでいます。
新月のサビアンシンボルは
「坑夫たちが深い炭坑から陽光の中へとでてくる 」
深い炭坑、すなわち闇の中から、「坑夫」たちが出てきます。
これは、今まで内側に秘められていたものや隠されていたものがいろいろと出てくることを暗示しています。
そして、今まで知らなかった事実が明らかになる。
知ってしまった以上、明らかになってしまった以上今まで通りじゃいられないから変わっていくのです。
自分も人も関係も、変わらざるおえないのです。
心の奥底ではそんな風に思っていたんだ、
知らないうちにこんなことしていたんだ。
こんな才能があったんだ。
こんなにへそくりがあったんだ。
こんな世界があったんだ。
などなどそれは様々です。
衝撃はあっても、「陽光」はそれが、「目覚め」「新しい世界」へとつながっていくことを暗示しています。
また、風象サインである天秤座は「知」の道へと進む星座
この度数は、探求を意味します。
この変化は、個人や社会の中にあるつきることのない資源(才能や可能性)を掘り起こすチャンスへとつながっています。
天秤座なので、お題はむこうからやってきます。
多分意外な人や意外な展開がもたらします。
だから、自分でも模索する必要はありません。ただ、目の前の課題を受け入れ、それを掘り起こしていけばいいのです。
暗い中で本当に見つかるかどうかどうかわからないものを探し続けるのは不安との戦いです。
労力のムダかもしれない。
意味のないことをしているのかもしれない。
とてつもなく忍耐力が求められます。
一人だとやめたくなってしまうかもしれません。
でも、パートナーや仲間がいれば大丈夫。
天秤座はパートナーシップの星座です。
個人ではなく、誰かと、社会的な活動の中でやっていくのがいいのです。
新月図の蠍座の水星はドラゴンヘッドと合です。
あなたがその探求を始めた時、一緒に行動する相手は時空を超えたご縁のある人です。
他の転生でも、一緒にそれをしていた相手です。
励まし合い、お互いの経験と直感を生かし合えるのでは、一人ではたどり着けない世界へと進むことができるのです。
アセンダントは蠍座29度なので、深刻にならずに、無礼講のお祭り騒ぎのように楽しくやりましょう。
そうすることで、抑圧された負のエネルギーを発散できます。