2014年1月1日20時14分に新月がおこります。
2014年の20時14分。
元旦の新月。
そして、1月31日にも新月があり、月に2回も新月。
レアなことだらけの今回の新月図にはグランドクロスと呼ばれるこれまためったにおこらない十字の形を星たちが形成しています。
「グランドクロス」は、その昔、「ノストラダムスの大予言」で終末思想と結び付けられ、マスコミなどにセンセーショナルに取り上げました。
私は子供の頃、本当に地球は1999年に絶滅すると思っていました。
しかし、幸いな事に1999年は天変地異も第三次世界大戦も起こらず、地球は絶滅せず、心配されていた2000年問題も起きませんでした。
大騒ぎしたけど、何もなかった。それが世界の大多数の人のノストラダムスの印象でしょう。
しかし、グランドクロスの形成された1999年8月の新月図には長きに渡る不況やそれによる雇用問題、仕事や雇用システムの変化、労働環境の悪化、外国資本の台頭が暗示されていてそれは実際にその通りになりました。
1999年のグランドクロスは不動宮と呼ばれる星座で起こりました。
不動宮は物事を現象化させていくのに時間がかかります。
しかし、今度のグランドクロスは、活動宮と呼ばれるとてもダイナミックな動きを伴う場所で起こります。
しかも、99年のグランドクロスには含まれていなかったもっとも力強い冥王星を伴っています。
そして、天王星と冥王星という2つの変化の星がともに新月図に強い影響を与える位置にあります。
だからといって、地球が滅亡するわけではなく、天変地異が起こるとは限りませんが、今回のグランドクロスの影響はもっと早く、ストレートに現象化しそうです。
この新月図では、社会の仕組みが根本から大きく変わり、それに伴い、金融や財政システム、そして、競争原理の変化が暗示されています。
結果的に、それは、人々のお金に対する考え方、価値観、それに伴う幸福感や喜びに対する概念を変容させていくことになるでしょう。
そして、2014年は、その意識改革をうながすための出来事が起きてきます。
外貨や為替の変動によって株式市場では波乱が起きたり、モノやお金を獲得し、それを多く持つことが勝利や強みにならず、幸福感や喜びとイコールでないということを多くの人が実感しはじめます。
今回の新月図が伝えているメッセージは、
「エゴと欲だらけのものは行き詰まり、変容や崩壊を余儀なくされる」
そして、
「自己満足や自己承認のためではなく、人や社会に多くの人に喜びを提供できる才能や資質を自ら磨き、作り上げていきましょう。」
です。
山羊座は社会での役割や責任を司る場所で、新月の太陽、月、水星、冥王星は山羊座の中でも「社会や共同体の中での義務の遂行とそのための才能開花」を意味する場所にあります。
「能力を磨く」からといって、必ずしも、特別に何かを学んだり、学校に行ったり、修行する必要はありません。
それよりも、「誰のためにどんな力を発揮するか?」だけを意識し、しっかり意図することが重要です。
この、誰のためは、
世界中の人々のためでも、
病気の人のためでも、
自分の眼の前にいる人のためでも、
家族のためでも、
大好きな人のためでも誰でもかまいません。
相手が多いか少ないかではなく、自分が意図し、決めた相手のため、どんな力を発揮し、どんな才能を伸ばし、磨いていく必要があるかを考え、実践していくだけで良いのです。
それができているかどうかを不安に思う必要もありません。
ただ、そう決めるだけでいいのです。
そして、もし、それが実現したら、それはたくさんのお金を稼ぐことよりも、競争して誰かに勝つことよりも、人に褒められることよりもずっとずっと大きな喜びを与えてくれるでしょう。
それは、どんな時代が来ようとけっして奪われることのない不変の幸福へとつながっていきます。