10.天沢履(てんたくり)

10.天沢履(てんたくり)

「履」は草履の履で踏む、実践するということ。

「天沢履の時、虎の尾を履むような危険はあるが、人に噛みつくことはない。通じる」。

この卦の上卦・天は強い男性、下卦・沢はか弱い少女を意味し、剛健なものに柔弱なものが従っている象です。

虎の尾を踏むような危険な状態が潜む時。

物事に取り組むに当たっては様々な困難がありそう。

でも、先輩や上司の意見に素直に従い、相手の経験や伝えようとしていることを学ぶ姿勢を持ち続けさえすれば、ピンチはチャンスになります。

逆に引き立てや好意を利用したり、あぐらをかくような姿勢はタブー。

「親しき中に礼儀あり」をモットーに過ごしましょう。

異性問題にはとくに気をつけましょう。