物事が伸び悩む状態を暗示する卦。
「屯」は伸び悩むこと。
「水雷屯の時、大いに通じる。貞正であれば良い。今は進んではならない。諸侯にやってもらうのが良い」。
この卦は、早春に厚く積もった雪(水)の下から若芽(雷)が必死に出ようとしていることを示しています。
しかしながら、雪の重みに芽吹くことができずに立ち往生しているのです。
すなわち、この卦が出たら、今は状況が整っていなかったり、タイミングが悪い状態。
雪解けを待って動かずじっと我慢しましょう。
大きな目的や目標があっても、今は物事を進めることができません。だからといって、希望を捨てる必要はないのです。
冬が終わり、春がくれば雪解けし、自然に草木が芽吹くように、 目先半年でも我慢すれば物事は自然にスムーズに動き始めます。
どうしても行動する必要があるときは、代理人を立てると良いでしょう。