50.火風鼎(かふうてい)

50.火風鼎(かふうてい)

「鼎」はかなえ、すなわち、煮炊きする三本足の器。

「火風鼎の時、大いに吉。通じる」。

「鼎」の安定は3本足とバランスの良さがカギを握っています。

したがって、この卦を得たら、大切なのは「協調性」と「協力」が成功のためのポイントとなる時です。

【運気】地位が安定し、穏やかに発展していく。 一人ではなしえない成果を三人で協力することにより手にするときです。
人を喜ばせることで自分が得をするという意味があるため、独りよがりな行動や私利私欲に走ると失敗する危険があります。
全体の幸福を考えることが個人の幸福につながるときです。

【願望】独善に陥らず、人と協力(とくに三者)し合えば達成。また、人の意見に耳を傾け、やり方を少し変化することで通達。

【取引】自分が利するだけでなく、相手も利益を得るようにするとうまくいきますし、また、そのようになるときです。

【恋愛】男女関係では三角関係を意味するため、どちらかに隠れた異性がいそう。 ただし、泥沼な愛憎劇にはならず、それぞれの立場を理解しあいながら協調していく暗示があります。

【縁談】まとまるが、ひっくり返すと革となるため、結婚後には注意が必要。また、第三者が出てきて、三角関係となることがある。