タロットカードと占星術による今週のメッセージです。
「これから先もずっと続く深い充足感や絆が育まれるときです。」
カード カップの10
神話 エロスとプシュケ
キーワード 充足感と永続性
カップは愛や感情に関するカードです。
この神託のタロットでは、カップのカードは、アフロディーテの息子である愛の神エロスと人間の王女プシュケの恋物語が描かれています。
エロスとプシュケの物語のあらすじ
エロスとプシュケの恋は、愛と美の神・アフロディーテが、自分以外に美しいと評判の王女プシュケに嫉妬し、息子のエロスに罰を与えるように命じたことから始まります。
ところがプシュケの美しさに魅了されたエロスは間違って恋の矢で自分の手を傷つけ、プシュケの虜になってしまいました。
エロスは自分の正体を明かさないまま、プシュケと結婚し、けっして顔を見ないようにと約束しましたが、プシュケは姉妹にそそのかされて、夫の姿を見てしまいます。
怒ったエロスは、ともに暮らしていた宮殿も何もかも消し去って、姿を消してしまいました。
エロスの正体を見た時に、エロスの矢で、傷つき、エロスに深く恋してしまったプシュケは、世界中をさまよい夫を探し続けます。
しかし、見つけることが出来ず、アフロディーテをたずねたプシュケに、アフロディーテは、恐ろしい試練を与え続けます。
その試練を乗り越え続けるプシュケの姿を見たエロスは、 プシュケをオリュンポスへ連れて行き、ゼウスに一緒になれるように懇願します。
ゼウスはそれを許し、アフロディーテもプシュケの一途さを認め、神の酒ネクタルを飲んで不死身になったプシュケは、エロスと再び結ばれ、一生幸せに暮らしました。
このカップの10には、プシュケが神として認められ、二人の関係が祝福された姿が描かれています。
これは、真の幸福や永続性を感じさせる関係や深い充足感を暗示するカードです。
今週、あなたにとって、大きな喜びや幸福を感じるような出来事があるでしょう。
愛情や友情において、永続性のある強い絆が育まれたり、まわりの協力やサポートを得て、物事が成就したり、成功へと導かれることもあります。
それは、一時的なものではなく、これから先もずっと続く深い充足感や絆です。
そして、そのことは、あなたに、成功や幸福は、実力や能力以上に、人との心の絆や誠実さ、愛によってもたらされることに気づかせてくれるかもしれません。
星の配置は、牡牛座の新月からスタートし、月、水星、火星が知識や情報を司る双子座へと進みます。
19日から水星は逆行を開始し、海王星、火星、土星と不調和。
頭で考えたり、データや情報に頼ろうとすると混乱や停滞を招きやすいときです。
また、不安や恐れから生じた考えや決定
「こうならないようにこれをしておこう。」
「こういうことになると困るからやめておこう。」
が裏目に出ることもあります。
愛の星・金星は蟹座、幸運の星・木星は獅子座にいます。
今週、あなたを幸福へ導くのは、あなた自身やまわりの人への思いやりや愛、調和のためにしたことです。
- 物質的な事柄よりも、気持ちや感情、心の通い合いを大切にする。
- 競いあうことよりも、人と調和することに意識を向け、リラックスできる環境を築く。
- データや合理的な判断よりも、インスピレーションを重視する。
そんなことに意識を向けて過ごすと良い時です。