今週の運勢&ガイダンスです。
「目標や理想を再確認するときです。
新たな人生の章の幕開けに際して、あなたが創造するものを明確にしましょう。」
カード カップの6
キーワード 過去への郷愁、未来につながる可能性
カップの6は懐古のカードです。
過去のを懐かしみ、思い出や郷愁にひたったり、反省したりすることを示しています。
この神託のタロット
カップの6に描かれているのは、暗闇の中でしか現れない夫・エロスをプシュケーが疑い、彼との約束を破り、彼の寝姿を照らし、真実の姿を見たことで、エロスに去られたあとの一人ぼっちのプシュケーです。
愛する夫エロスも、二人が暮らした美しい宮殿も消え去り、残されたのは楽しい思い出だけ。
それにも関わらず、プシュケーは穏やかに見えます。
なぜなら、今、彼女は幻想の愛から真実の愛をつかんだからです。
姿をみせてくれなくても、エロスとの愛の日々は幸せでした。
でも、そこには、自分の愛する存在の真実がわからない不安、彼の姿をこの目で見たいという欲求がつねにあったのです。
でも、今のプシュケーには、不安や恐れがありません。
愛する人が去っても、夫の真実の姿を知り、その上で、深く愛している安心感だけは残ったのです。
もはや彼女の愛は、幻想ではなく、現実です。
けっして、カップの6は不幸を表すカードではありません。
彼女は確かに愛を失いましたが、その土台となるもの(真実の愛)は、
彼女の中にしっかりとあるからです。
今週、一年ぶりに木星が獅子座から乙女座へと移動します。
これは、あなたや社会のテーマが変わることを示しています。
真実の自己を表現し、生き、幻想を手放す
というメインテーマが、
真実の自己を現実世界(地球)で生かす
ことへと変化します。
ここでいう自己とは肉体に閉じ込められたエゴ(自我)ではありません。
もっと大きなあなたという魂レベルの自己です。
その変化のときに、あなたの意識は未来ではなく、過去に向かうかもしれません。
過去に抱いていた夢、したかったこと、あなたの前を通り抜けていったチャンスや愛が浮上してくることもあるでしょう。
そして、それは、未来へとつながっていく可能性があります。
失った過去や、チャンスはもう取り戻せない。
そう信じているかもしれません。
たしかにまったく同じものは呼び戻すことはできません。
しかし、美しく素晴らしく見える思い出であっても、そこにはきっと幻想や恐れ、不安があったはずです。
だからこそ、あなたは、それを手放した(掴まなかった)のです。
カップの6は、そんなあなたがかつて失った何かを再び取り戻すチャンスがあることを伝えています。
一度はエロスの愛を失ったプシュケーも数々の試練を乗り越えて、最後に真実の愛と絆を取り戻しました。
試練は理想や夢を現実の形あるものへと変化させてくれます。
試練は土星。土星は、現実、具現化の星です。
あなたが取り戻すのは、美化された思い出や幻想とともにある過去ではありません。
より現実的で泥臭さも含まれているかもしれませんが、確実にあなたがかつて失った希望や夢よりもパワフルで確かななものです。
メッセージはこちら
「目標や理想を再確認するときです。
それは、新たに生まれたものではなく、過去からつながっているものかもしれません。
『もっとああすればよかった。』
『あのときああしていたら』
そんな反省や後悔を踏まえて、今のあなたで、新たな気持ちで、夢や目標を明確にしましょう。
限界や制限を設けず、あなたが望む最高の形をイメージしてください。
そうするとあなたの前に課題が表れてくることでしょう。
その課題はあなたが期待したものや取り組みたい形とは異なるかもしれません。
でも、それは、あなたの望み、理想を現実化するためのプロセスです。
たとえ、厳しいもののように思えても、あなたを苦しめるためではありません。
試練のための試練はありません。
あなたを本当の愛と幸せ、成功へと導くために起こるのです。」
今週の運勢&ガイダンスその2 木星移動、新月。再びシフト。そして、CALLINGへ続きます。