今週の運勢&ガイダンス。夢を叶える星回り「直感とあなたの心が決めたことを貫きましょう。それは夢を叶え、宇宙との契約を果たすことへとつながっていきます」

カード　ワンドのクイーン

神話　ペネロペ

キーワード　温かさ、貞節、誠実さ、内なるエネルギー

ｂｙ神託のタロット: ギリシアの神々が深層心理を映し出す

 先週に引き続き、今週もクイーンのカードです。

これで、3週連続クイーンです。

妻、母、女性性を司る蟹座に太陽＆火星がいて、今週、それに水星も加わります。

妻や母としての面、そして、男性であっても女性であっても女性的な部分、
優しさや受容、包容力、育む、直感といったことがキーになる時期です。

そして、今週の「クイーン」はカップではなく、ワンドというところがポイントです。

ワンドは、創造性や行動力を表すカードです。

一般的にワンドのクイーンは明るく快活で、指導力のある女性を表します。

気風（きっぷ）が良く、理解力や同情心もある強くたくましい女性です。

この神託のタロットでは、スパルタ王族のイカリオスの娘で、
イタケの王オデュッセウス(ユリセス)の妻であるペネロペが描かれています。

ペネロペは、夫・オデュッセウスがトロイア戦争に参加し、
戦死したとの偽の情報がもたらされたことで、
多くの求婚者に悩まされました。

彼女は自分の直感を信じ、夫の無事を宣言しましたが、
求婚者の誰か一人を選ばなくてはいけないことになってしまいました。

ペネロペは義父のラエルテスのがなくなり、
棺衣が織らなくてはいけないので、
それが出来上がったら誰かを選ぶとはぐらかし続けました。

ペネロペは、昼間織ったものを夜にはほどくということを繰り返し時間を稼ぎ続けたのです。

これが有名な「ペネロペの織物」（「絶えずしているが決して出来上がらないもの」のたとえ）です。

20年における放浪のあと、
乞食に変装したオデュッセウスは帰国し、
ペネロペと再会を果たしました。

ワンドのクイーンは、このペネロペの物語を通して、

誠実な心

貞節さ

心が選択した目標を維持するための創造的な強さ

を象徴しています。

このカードは、今週、あなたにとって重要な事は、
直感やあなたの心が選択したことを貫く強さだと伝えています。

まわりから、自分の意に沿わないことを求められたとき、
自分の希望を叶えるため、
いずれにしても、直感を信じ、あなたの心が決めたことを貫きましょう。

直感を信じること。

内側からわきあがる思いにしたがうことです。

すべてはうまくいくという揺るぎない信念を持って、

ものでも、人でも、あなたが心に決めた人や物、対象に

あなたの内なるパワーを注ぎ込みましょう。

恋愛では、強さと優しさ、たくましさ、誠実さ、貞節さが力になります。

相手に依存したり、立場に甘んじるのではなく、

断固とした信念で揺らがずにあり、

相手を手のひらでころがすくらいの度量を持つことが、

有利な状況やチャンスをもたらします。