今週の運勢&ガイダンスです。

あなたがよりあなたらしく輝く場所であなたを発揮することについて啓示やサインがやってくるでしょう。

それは、次の日食から始まる自己の再構築、再創造への自然なプロセスです。

 

カード カップのペイジ

神話 ナルキッソス

キーワード 新たな誕生、愛する能力の再生

by神託のタロット: ギリシアの神々が深層心理を映し出す

【今週の星回り】 10日 天秤座の水星と山羊座冥王星が90度。

13日 乙女座20度で新月。

13日 部分日食。

今週、月は蟹座から乙女座を通過し、13日に乙女座の太陽と重なり新月です。

今回の新月は食を伴い、部分日食となります。

6日の夕方逆行を終え、順行へと戻った金星は、速度を落としたまま獅子座14度、15度を運行します。

ここは獅子座のエネルギーが最も高まる場所。

獅子座は自己

金星は

獅子座の金星は、自己愛子どものような無邪気な愛素直な愛情表現を意味します。

神託のタロットでは、カップのペイジのカードには、 水に映る自分自身に恋をする美しい若者ナルキッソスが描かれています。

ナルキッソスの物語

ナルキッソスは、川の神ケビソスと青い肌のニンフとの間に生まれた息子です。

ナルキッソスは、出会う人を次々と魅了するほど美しい若者でした。

ナルキッソスが生まれたとき、母親は、

「自分のことを知らなければ長生きするだろう。 しかし、自分のことを知ったら最後、死んでしまう」

という神託を受け取りました。

そのため、ナルキッソスに自分自身の姿を見ることを禁じたのです。

ナルキッソスは、これを守り自分自身の姿をまったく知らずに育ちます。

ある日、ナルキッソスは泉の水が流れこむ銀色に澄み切る池を見つけます。

ナルキッソスが水を飲もうとして池をのぞき込むと、 そこには、なんとも美しい青年がいて、 彼は一目で恋に落ちてしまいます。

やがて、ナルキッソスは、 自分が深く愛した青年が自分自身であることに気づきます。

彼はこの成就するはずのない恋の苦しみに耐えられなくなります。

そして、自分の胸に短剣を刺して、 「おお、愛せど虚しい君よ。さらば」 といって息絶えていきます。

ナルシズム(自己愛、自己陶酔)は、ナルキッソスから生まれた言葉です。

カップのペイジは優しく繊細で純真な心感受性豊かなロマンチスト自己愛愛のはじまりを意味します。

また、この自己愛は、自己発見ともつながっています。

ナルキッソスは自分自身の存在に気が付き、自分自身に恋をしたのです。

順行へ戻ったばかりの金星が位置する場所は、獅子座のエネルギーのピーク

自己実現、自己創造への欲求が最も高まる場所です。

サビアンシンボルは

獅子座14度 智天使(ケルビム)のような人間の魂が顕現する場を求めてささやく 

獅子座15度  告解火曜日のカーニバルがニューオリンズの街路を埋め尽くす 
 
 
智天使ケルビムは知識や知恵を司り、独創性、改革に関わります。
「告解火曜日のカーニバル」は無礼講。
人と一緒の安心感から抜け出し、人にどう思われようとどう言われようと、世間からはみ出すことを恐れずにあなたらしさを自由に楽しく表現する
 
という度数です。
キーワードは個性と能力の発揮、能力開発です。
 

  自己の再創造、再構築の始まりである日食を前に、魂は、あなたがよりあなたらしく輝く場所であなたを発揮することを望んでいて、今週、そのサインを送ってくるでしょう。

それは、あなたがあなたの奥にある別の側面を知ること。新しい自分や才能に出会うことかもしれません。また、あなたに似ていたり、共通点がある人への好意やあこがれを抱くといった形で起きる場合もあります。

いずれにしても、それは、あなたという人を愛し、認め、表現する。 愛に関する心の傷を修復し、再び愛を選ぶこと愛を信じる気持ちを取り戻すことに関連しています。
自分自身を受容し、愛したとき、、本当の意味で他者を愛し、受け入れることができます。
自分自身を真に愛するためには、本当の自分を知ることです。
あなたが自分だと思っている自分は、あなたの一部の側面に過ぎないかもしれません。
今週、心惹かれるもの、あなたの心を揺さぶる体験、出会うものは本当のあなたを教えてくれます。
それは、啓示であり、そこから生じる自己認識は、あなたの人生を別の次元へと進めることを助けます。
そして、9/13から始まる、自己の再構築への自然なプロセスです。
一方、天空では、水星は冥王星と90度。
火星は天王星と120度を目指して進みます。
あなたが受け取ったら新たな自己認識メッセージは、あなたにとって受け入れがたいものかもしれません。
にわかには信じられない場合もあるでしょう。
でも、葛藤しながらも、あなたは今までとは違う行動に出たり、状況を改革しようとするでしょう。
それは、内なるあなたがそれが真実であることを知っているからです。